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2013年9月12日 (木)

婚活が結婚を遠ざける!? 幸せになるために知っておくべきこと。

婚活が結婚を遠ざける!?幸せになるために知っておくべきこと。

「婚活」という言葉を世に広めた書籍『「婚活」時代』の第2弾として出版した『「婚活」症候群』の発売を記念し、著者の一人である白河桃子さんと、「定時に帰る編集長」としてメディアにもひっぱりだこの「ゼクシィ」編集長伊藤綾さんのスペシャル対談を行いました。元々仲良しだというおふたりの対談で見えてきたのは、誤解された「婚活」が招く不幸せと、本当に幸せな結婚のためにすべきことでした。

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―-結婚に必要なのは条件ではなく「ときめき」

 

白河さん:伊藤さん、最近は‘イケ婿’が流行っているらしいですね。

伊藤さん:そうなんです。結婚と結婚式に非常に積極的な男性のことですね。いまや新郎の8割以上が「イケ婿」と言われています。昔だと「独身貴族」とか「結婚は人生の墓場」とか言われることもありましたが、ゼクシィの読者の方々を見ても今は、結婚したい、パパになりたい、家族をつくりたいという男性が多いんですよね。

 

白河さん:今は男性も結婚式に積極的に関わる時代。そんなに結婚に積極的な男性が多いはずなのに、今年の結婚数は戦後2番目の少なさなんですよね。なぜ婚活しても結婚ができないのか。それは、みんな恋愛を忘れて結婚をしているからなんですよ。条件だけで結婚するのが「婚活」とか、冷静に判断するのが「婚活」とかいう誤解が生じているんです。

 

伊藤さん:わかります。結婚に大切なのは条件だけでも冷静な判断だけでもなく「ときめき」もですよね。ただ、ときめくのを待っているだけではなくて、ときめく努力やスキルも大切なのかなあと思います。

 

白河さん:大事ですよね。「全然ときめかないんですけど、どうしたらいいですか」という質問も多いですが、しようと思えばできるんですよね。

 

――出会いは読書会で!?

 

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白河さん:結婚するカップルの出会いはどこが一番多いと思いますか?

 

伊藤さん:人の紹介は多いですよね。昔は職場での紹介がメインでしたが、今は上司の斡旋がないので、自力で友達に紹介してもらうことが多い。

 

白河さん:友達に紹介を頼むのも「婚活」ですよね。最近はインターネットでの出会いも増えてきていますよね。出会い系だけじゃなくてSNSとかもね。あと私が最近一番おすすめなのは、読書会。

 

伊藤さん:読書会ですか?どうしてですか?

 

白河さん:結婚する上で重要なのは、条件ではなくて結婚後どうやって寄り添っていけるかです。それって内面の深いところが見えないとだめですよね。自分の読んだ本の感想を言っていると、意外と深い所まで言い合って、その人の本質が見えるんです。マラソンとかボランティアとかもおすすめ。

それから、私リクルートさんのやっているTwinCue(ツインキュ)はいいと思いますね。条件じゃなくて、140問くらいの質問に答えると、あなたに合う人はこの人ですというのを紹介されるんです。

 

伊藤さん:リクルートの婚活サイトですね。お互いの価値観でマッチングするという仕組みです。ゼクシィの読者で結婚後の幸福度が高い夫婦に共通する「楽観性」「慎重性」「自立性」「感情性」「論理性」「メリハリ性」など6つの因子を研究してそのデータを使って価値観を診断してマッチングしているんです。

 

白河さん:でもTwinCueの方に聞いたら、せっかく価値観でマッチングしているのに、身長や年収の条件が合わないからと、会わない人もいるそうです。思いもよらない人と出会えてよかったという感想もあるようなので、会わないなんてもったいないですよね。

それから、街コンや合コンもいいと思います。でもそこで見るべきは、肩書きや条件ではなくその人自身です。出会いがない人は、積極的に外に出てみるべきだと思います。

 

――プロポーズなしの夫婦が3割!?

 

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白河さん:やっぱり男性にもっと踏み出してほしいですね。この間、婚活中の女性が、「男性の草食ぶりに、とにかくイライラする」と言っていました。肉食化しているとはいえ、女性は待っているんですよ。

 

伊藤さん:ゼクシィでプロポーズ特集をしましたが、あれも男性を応援したいと考えたからなんですよ。‘イケ婿’が流行るわりには、ゼクシィの調査では3割のカップルが「プロポーズなし」で結婚が決まっているんです。不思議だと思いませんか?もちろん女性からのプロポーズも素敵と思うのですが、この3割のうち、8割の女性が「本当はプロポーズしてほしかった」と答えています。

なぜプロポーズしなかったかというと、やり方がわからないという答えが1位なんです。webで見かける映像は、砂浜でひざまずいてプロポーズするというような外国の例が多いですよね。日本に合った愛情表現のロールモデルが少ないんですよね。

 

白河さん:みんな韓流ドラマ見習えばいいのよ。韓国の人ってみんな本当にドラマみたいなことやっているそうですよ。彼女のお誕生日に、彼女に目をつぶってもらって連れていった先に、ハート形に並べたろうそくがあるとか。そういうベタなこと本当にするんです。

 

伊藤さん:いいですね! 

 

白河さん:プロポーズって重要ですよね。私も「女の子から言っちゃいなよ」とは言うけど、プロポーズの記憶って、生涯、反芻して嬉しくなれるんですよ。今後の自分の支えになるので、男性は素敵なプロポーズをしてあげてほしいですね。

 

――結婚のカギは「自活」

 

白河さん:女性が社会進出したことで、結婚や出産の選択肢は多様になりましたが、家族の形は共働き以外の選択肢はほとんどないと言っていいと思います。養ってもらおうと思っている女性は婚期が遅くなる。それだけは確かです。仕事が定まっていて、「自活」することが結婚への近道だと思います。婚活する女性に必ず言うのは、「まず仕事、その上に女の幸せが来るから」ということです。そこが昭和と一番違うところですね。

 

伊藤さん:実は私元々専業主婦だったんですよ。実は私たち同じ1997年に結婚しているんですよね。

 

白河さん:そうそう、奇しくもふたりが結婚した年は、山一証券が破綻した年だったんですよ。そのとき、女性の間では、一人の男性におんぶに抱っこは無理という意識が生まれました。でもその世代でない女性は、いまだにおんぶに抱っこで幸せな専業主婦になれると思っている方が多いんですよ。私も、元々は男の人が養うのは当たり前という世代でしたが、山一証券の破綻で、もう安泰ってないな、と感じましたね。

 

 

――結婚式で母親が新郎新婦にあーん!?

 

伊藤さん:97年って転換期で、結婚式もそのあとに大きく変わったんですよ。2000年代以降、よりあたたかい場に変化してきています。以前は「結婚してよかったねというお祝いの場」だったのが、だんだんと「自分の選んだ道を共有し、見守っててもらう場」になってきましたね。結婚する相手やこれから歩んでいく人生を決めたことに対する、承認と応援です。

 

白河さん:確かに、そういうトレンドはすごく感じます。形式的な結婚式ではなくて、心がこもったものになってきたような気がしますね。昔は親の知り合いを結婚式に呼ぶことも多々ありましたが、最近は減りましたしね。

 

伊藤さん:そうですね。親の知り合いを数多く招いていた頃は、結婚式はいわば恋愛のゴールでした。でも今はそこからの家族のスタートなんですよね。だから結婚式では、人生の選択をお互いに承認し合い、応援し合うということが重要になってきています。そういう瞬間を意図的につくるのも人気です。

 

白河さん:たとえば、どういう瞬間ですか?

 

伊藤さん:ケーキカットもそうですね。80年代は背の高いイミテーションケーキが主流でしたね。そのあと2000年代はアットホームウエディングと言って、実際にみんなで食べられる生ケーキが登場しました。2010年代は、ケーキを切った後に新郎新婦で食べさせ合いをするんですよ。ファーストバイトって言うんです。また、最近は二人で食べさせあうだけでなく、二人のお母さんが出てきて、それぞれ食べさせてあげるラストバイトという演出もあります。

 

白河さん:すごい光景ですね。外国人がみたらどう思うんでしょうね(笑)。

 

伊藤さん:言葉で話してしまうと、ちょっと幼稚な感じがするかもしれませんね。でも、それが爆笑ではなくあったかいシーンなんですよ。子育て最後だね、っておばあちゃんが泣いちゃったりもして。子育てしたお母さんのこれまでの歴史もみんなで共有するような感じです。

 

白河さん:親の人生をも、承認と応援をするんですね。

 

 

――結婚後にやってくる「第二の婚活」!?

 

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白河さん:結婚がゴールではなくスタートだという話がありましたが、結婚後もうまくいっているカップルに特徴ってありますか?

 

伊藤さん:ありますね。ゼクシィの取材でうまくいっているカップルに会いに行くと、家の中に努力がありありと見えるんですよ。たとえば、冷蔵庫に手書きのメモが2枚貼ってあって、そこにお互いの好きなところが10個ずつ書いてあるんです。思いを形にすることを惜しまないカップルが多いなと思います。

 

白河さん:やっと日本もそういう時代になったんだね!日本では、夫婦になったらあとは黙っていてもOKっていう文化がありましたよね。でも今は、結婚後の夫婦関係のメンテナンスも大事な「婚活」だと思いますね。「結婚維持活動」。むしろそちらの方が実は重要かもしれません。

 

伊藤さん:でも、そういった結婚維持活動のロールモデルがあまりないのが問題ですよね。ずっと親世代を見て育ってきたので、新しいあり方が具体的にわかりづらい。手探りなんですよね。それが不安でもあり、面白さでもありますけどね。

 

白河さん:子どもができるとまた夫婦の関係性って変わりますしね。欧米の育児書には、子どもができた後の夫婦の関係の築き方が書いてあります。日本は、子どもと親の関係しか書いてないんですよね。そこを手薄にするから、子どもができたことを機に関係が変わって離婚につながることも多いみたいですね。『「婚活」時代』にも書きましたが、今は結婚後も、出産後も、夫婦はお互いに努力しなきゃいけない時代ですよね。

 

伊藤さん:白河さんに、ぜひその「第二の婚活」について、本を書いてほしいです。

 

――「婚活」ブームにもの申す!

 

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伊藤さん:『「婚活」時代』の第二弾を出されたそうですね。

 

白河さん:そうなんです。『「婚活」症候群』というタイトルです。『「婚活」時代』を出して、婚活現象が起こりました。

伝えたかったのは、「待っていても結婚できない」「これからは夫婦共働きが基本」の2つだったのですが、ブームになる過程で「婚活」は、「いい男の奪い合い」へと大きく誤解されてしまい、逆に結婚できない人が増えてしまっています。ですから、私が言いたかったのはそうじゃないんだよ、と新しい提言をしたいと思い執筆しました。

今回も、山田昌弘先生と共著です。

 

ありがとうございました。

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*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
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