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2013年1月 3日 (木)

万国共通 マル秘・本音の出世のルール ●干場 

新年はまた、会社での仕事の仕方においても、「今年こそは!」と行動目標を定めるときだ。
そのためにもぜひ、お勧めしたい本がある。こちらも12月下旬発刊。案の定というか、思いの外、というか、売れている。

_1_image_230_3114 イギリスだけで170万部、世界45カ国で翻訳されている世界的ベストセラー、リチャード・テンプラー氏によるRules シリーズの代表作、The  Rules  of  WORK 。
こちらは、イギリスで40万部、世界40カ国で翻訳出版されている。
邦題を、「できる人の仕事のしかた」としたが、「昇進のルール」とか「出世のルール」のほうが当たっている気がする。
でも、それだと、昭和なイメージをもたれてしまうかもしれないし、いうまでもなく、出世と言っても、滅私奉公、社内政治に、ごますりなどといった方法を説いているわけではないので、やめた。

かといって、文字通り、「仕事のルール」とするには、あまりにも、リアル。
つまり、ちまたにある、真っ当なキレイゴトだけの「仕事のルール」は、できて当たり前。
その上を行く人のためのルールだ。組織において、力を発揮し、仕事を楽しんでいく人のためのルールだ。

本書の特徴は、「はじめに」の冒頭にもっともよく現れていると思うので、ちょっと長くなるが引用する。

 

ルールについて意識しはじめたのは、もうずいぶん昔のことになる。
 なにしろ私が、まだマネジャー補佐をしていたころのことだ。その当時、会社はマネジャーに昇進させる人物を捜していた。候補は二人。私と、そしてロブという人物だ。
 経歴だけを見れば、私のほうが経験豊富で、専門知識もあった。また周囲のスタッフのほとんどが、私がマネジャーになることを望んでくれてもいた。
 
 昇進が決まる前、私は会社が契約しているコンサルタントに、私が昇進する確率についてどう思うか質問してみたのだが、彼は「難しいだろう」と答えた。正直、私は驚いた。スキルも専門知識もあり、スタッフも望んでいるのになぜ? 彼もそれには同意したが、やはり難しいと考えているようだった。彼はこう答えた。
「問題は、歩き方がマネジャーらしくないことだ」
「それじゃあ、ロブはマネジャーらしく歩くのか?」と私は尋ねた。
「そのとおり。たぶんそれが決め手になるだろうね』

 彼の言うとおりだった。本当にマネジャーに昇進したのは、私ではなくロブだった。
 このことがきっかけとなって、私は、認められる人は、どういう原則に従って行動しているのかを観察し、集めて、整理することに取り組むようになった。そう、このときが、「THE  RULES OF WORK」の誕生の瞬間だったのである。
 それから、時間をかけ、職場を観察していくうちに、優秀なマネジャーにはそれらしい歩き方だけでなく、それらしい服装や身だしなみ、話し方、態度があることに気がついた。
 仕事というのは、経験があり、実務能力が高いだけでは十分ではない。これは私にとって新鮮な発見だった。

 ルールは、少しずつ形になっていった。何年もかけ、さらに経験を重ねるなかで、ルールは増え、それぞれの内容は熟成していった。やがて私は会社を辞め、コンサルティング会社を起業した。そして、「仕事のルール』を使い、マネジャーたちを訓練し、世に送り出した。彼らは、ルールを身につけ、活用して、自分の運命を切り開いていった。
 さらに、私は、「仕事のルール」を一冊の本にまとめることにした。それが本書である。

 もちろん、見かけのことだけではない。というより、見かけのことは、ルールのごく一部だ。
たとえば、第一章、誰よりも成果を出すための14のルールを見てみると。。。。

ルール1  自分の存在感を際立たせる
ルール2  変化し、成長し続ける人になる
ルール3  仕事を引き受けるときは慎重に
ルール4  自分だけの得意分野を持つ
ルール5  控えめに約束し、約束以上の仕事をする
ルール6  組織全体の動きに興味を持つ
ルール7  一〇〇パーセントの力を出す
ルール8  他人のミスから学ぶ
ルール9  自分の仕事を楽しむ
ルール10 間違った仲間意識を捨てる
ルール11 仕事への情熱を労働時間で示さない
ルール12 自分のエネルギーを管理する
ルール13 努力を他人に見せない
ルール14 職場に家庭の事情を持ち込まない

あるいは、第7章の 昇進すべき人物とみなされるための11のルールはどうだろう。

ルール69 望みの仕事にふさわしい服装をする
ルール70 望みの仕事にふさわしい話し方をする
ルール71 望みの仕事にふさわしい行動をする
ルール72 思考の無駄をそぎ落とす
ルール73 会社全体の問題に取り組む
ルール74 会社全体のプラスになる提案をする
ルール75 自分の会社の株主になる
ルール76 目標をすでに実現した前提で行動する
ルール77 幹部ともっと交流する
ルール78 すでに昇進したかのように行動する
ルール79 今すぐ「次の次」に向けて準備する

 
こうしたルールが108、簡潔に、かつ、的確に述べられているわけだが(すべての目次は、こちらから)、仕事に対する取り組み方、ポジティブな考え方、会社全体の視点から見ることなど、わたし自身、まったくもって同意することが多い。

 それにしても驚くのは、よく日本型経営とか、会社組織とかいうけれど、本書で見る限り、基本は変わらないように思える。きっと、組織というものができあがるとき、そこで行われる人間の営みは、万国共通なのだろう。だから、40カ国で読まれているのだろう。
 大きな違いがあるとすれば、「愛社精神」とか「和」みたいなことは一切出てこないことかな。
 ま、だからこそ、昭和な出世には興味のない世代にも、受け入れられるだろう。

 著者は、はじめにの最後を次の一文で結んでいる。

 (本書で挙げる108の)ルールは、わたしからあなたへの贈り物だ。大切にしまい、秘密にしておいてほしい。

 おかげさまで大ベストセラーとなっている「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」、それをマスターしたら、さらにその上を本書で、こっそり目指そう。ライバルに先を越される前に!?

_1_image_230_3117 _1_image_230_3115  _1_image_230_3116 なお、ディスカヴァーでは、このテンプラーさんのRULESシリーズのいくつかをほかにも出している。
 たとえば、「上司のルール」(=「グレイトな上司」改訂)「人生のルール」「上手な愛し方(THE RULES OF LOVE)」。
 テンプラー節がお気に召したら、あわせてどうぞ!

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*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
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