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2011年11月

2011年11月24日 (木)

英語より断然日本語に近い! 注目の中国語文法書! ●干場

昨年、今年と、北京国際ブックフェアに出展するようになって以来、すっかり中国づいているディスカヴァー。
実は、10月には、中国は大連出身の新入社員(といっても、中途なので30代ですが)郭くんを迎えたし、来春4月に入社する(こちらは、現在早稲田大学院学生なので、フレッシュマン。顔は日本人と同じだけど、脚の長さがああーー、負けてる)内定生の呉さんは、週に一度、アルバイトに来ている!

というわけで、これはやっぱり、ディスカヴァーからでしょう、というタイムリーな1冊。_1_image_230_311

つながる中国語文法

北京、精華につぐ名門、復旦大学同大学院修了後、1東京大学大学院で博士課程修了、
『日中辞典』(講談社)の編集にも携わった林先生著で、ベストセラー「つながる英文法」の浅羽さんがマインドマップに協力。
他にはない、画期的な中国語文法の実践書ができました!

正直、私は、中国語、まったくまったくわからないし、勉強しようと思ったこともないので、どこが新しいのか、実感としてはわからなかったのですが、帯やカバーでうたっている「今度こそ、一度挫折した中国語の勉強をやり直したい! でも、文法の全体像を体系的に網羅している参考書がなかなか見つけられないという方に」というのは、本当のようで、ろくにというか、全然宣伝もしていないのに、出してすぐ、中国語教材の分野では、いろいろな書店で、1位に入っているし、ツイッターでも、編集担当のミタニのところに、感謝のツイートが入ってきているようです。

で、じっくり読んでみるとーーーたしかに。
やり直しどころか、はじめて中国語文法に触れる私にもわかりやすい。
全体から入るので、中国語に表れる中国人の発想が自然にわかるのです。

そして、結論。これは、やっぱり英語より、日本語に近い!
時制の変化もないし、疑問文で語順が変わることもない。
比較級なんてのもない。関係代名詞もない。
感覚的に、時間順に、言葉(漢字)をあてはめてくだけ(?)。
アバウトというか、現実的というか。

中国語を習っている方にとっては当たり前の事なんでしょうが、そのあたり、細かな文法よりは、中国語の発想、世界観を、最初の数十ページで、読者にしっかり植え付けるあたり、さすがです。

実は、今朝、電車の中で読んでいたら、隣に立っている男子が、やはり中国語のテキストを読んでいて、のぞいてみると、じつにわかりにくく、ほんと、手に持っていた自分のこの本を、商売抜きでさしあげたくなりました。変なオバサンと思われるだけなので、自制しましたが。

わたし、中国語、勉強しようと思います。
なにしろ、去年中国に行ってから、毎朝、トイレで勉強していたという藤田出版部長は、今年の北京では、タクシーの運ちゃんとしゃべっていたし!(やっぱ、東大出は違う!? だったら、同じ東大出のこの本の編集担当ミタニも、いまごろ中国語ばっちり練習してるんだろうな!???)

と思ったけれど、この本は文法だから、基本的な漢字(日本語と意味が多少違っていたり、略字体で、字が違っていたりする)を覚えればいいのだけれど、発音となると、これはまったく別の世界だからなぁ。。。

やっぱり、筆談に限ることとするか。。

というわけで、「つながる中国語文法」、売れてるだけ、あります。モティべーション、上がります!

2011年11月23日 (水)

IQ、EQの次は、SQ!? ●干場

次にご紹介する11月新刊も、別に打ち合わせたわけじゃないのだけれど、実は、これまでにご紹介した「無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと」や「礼節のルール」や「もっと断捨離アンになろう」や「パーソナルプラットフォーム戦略」、そして、10月刊の「幸福の習慣」とすべて共通するところがある。鈴木謙介さんという、気鋭の社会学者の著作であるにもかかわらず、というか、そうだからこそ、というか。

Sq_image_230_311SQ  関わりの知能指数」。

IQに対して、EQ(心の知能指数)というものが提唱されたのは、19990年代だったが(それが、もともとは、ハーバード大学大学院の知能は最優秀なのに、何割かは成功しない人たちがいて、その理由を探っているなかで出てきたものだというのは、和田秀樹さんの「脳科学より心理学」に書いてあるが、その本の編集をするまで、知らなかった。。。!)、21世紀に必要なのは、SOCIAL QUONTIENT、SQだというわけ。

では、SQとは何か? の詳しくは、本書をご覧いただくとして、結論から言うと、SQが高いからといって、経済的にものすごく成功するかどうかは知らない、ただはっきりしているのは、幸福度が高い、ということだ。

国際比較調査で、一人あたりGDPが一万ドルくらいまでは、所得が増えるほど幸福度が上がるのが、一万ドルから一万五千ドルを超えたあたりで、幸福度との相関が弱くなる、というのは、最近ではいろいろなところで引用されているので、ご存じの方も多いと思うが、では、その後はいったい何が幸福度と相関するかというと、それが、SQ、社会との関わりだ(つまり、パーソナルプラットフォームを持っているかどうか!??)。
つまり、本書にも掲載されているSQ度とは、すなわち、幸福度の尺度でもあるわけだ。

「SQ」の4つのポイントとして、

1.献=「他者への貢献」
 自分さえよければいいという考えではなく、他者への支援を望む
2.広=「広範囲で協力」
 家族や友人関係より広いかかわりを志向
3.心=「モノより心」
 数字で表される貢献だけでなく、それが体現する「心」を重視
4.次=「次世代志向」
 現在ではなく未来を考えて行動

というのが挙げられているが、これだけだと、なんというか、よくある、自分にはTひょっと無理かも知れない建前的な美しいお話になってしまう。そこは社会学の鈴木先生、わたしたちの身近な現象から、実際、知らず知らずのうちに、わたしたちが、SQ的な行動をしていることを示唆する。

たとえば、

若者たちがお金より人の役に立つ仕事を望むこととか、
女性たちが高級外車よりエコカーを“カッコいい”と思うこととか、
父親たちは郊外のマイホームより職場の近くに住むことを望むようになってきたこととか……

断捨離がはやったり、CSRやエシカルやシビリティが企業ブランディングのキーワードになってきているのも、そうなんだろう。

本書では、戦後から今にいたる日本経済のレビューもあって、新しいビジネスモデルを考える上でも役に立つ。

巻末には、「SQ度チェッカー」がついているけれど、これはちょっとお遊びか?
ちなみに、わたしは、84点で、制作協力のシタシオンジャパンさんの1万人調査によると、993人が84点でもっともマジョリティ。タイプは、5年連続町内会長だって。。なんか、ちょっと違う気もするけど。。。。

みなさんもやってみて!

衣食足りて「礼節」を忘れた!? ●干場

Civility という言葉をご存じだろうか?
辞書を引くと、「礼儀正しさ、丁寧さ、丁重、慇懃」とある。

そのCIVILITYを取り戻そうという世界的なプロジェクトがある。
米国の名門大学ジョン・ホプキンズ大学のP.M.フォルニ博士の「ジョンズ・ホプキンス・シビリティ・プロジェクト」だ。

「アメリカ社会がCIVILITYを失った」と嘆くフォルニ博士は、1997年に同プロジェクトを発足させ、アメリカ国内はもちろんのこと、ヨーロッパ各国で、シビリティを推進する活動を行っている。
_1_image_230_3114_2 その教科書とも言えるのが、本書、「礼節のルール」だ。

正直、タイトル決めには、社内でもかなり苦労した。
本書の翻訳を提案され、監修にもあたっている大森ひとみさんは、「礼儀正しさ」と訳されているが、そのタイトルにすると、女性向けのマナーの本のコーナーに置かれてしまう。でも、これは単なるマナーの本ではないし、そもそも、ターゲットは、女性だけでなく、ビジネスマンをも含む一般の人々だ。

二転三転した結果、「礼節」となった。「衣食足りて礼節を知る」の礼節だ。
これまた、最近耳にしない言葉だから、ちょっと不安はあるが、その分、最近の手垢はない、とも言えるし、日本も含め、世界が、「衣食足りて礼節を知る」どころか、「衣食足りて礼節を失う」状態になっているわけで、そこにくさびを打ちたいという本だからでもある。

ちなみに、監修の大森ひとみさんというのは、世界40カ国以上にわたるイメージコンサルタントの最大組織AICI国際イメージコンサルタント協会に属する日本でも数少ないイメージコンサルタントで、政財界の大物の服装を含むイメージコンサルを行っている。この本の編集中に、同協会の最高レベルの資格を取得なさった。

で、CIVILITYだが、それが単なるマナー的な礼儀ではないことは、フォルニ博士が、Respect=尊敬、 Responsibility=責任、Restraint= 節度の3つのRを「シリビリティプロジェクト」の柱としていることからもわかる。

つまり、最近の企業活動ならびに、セレブリティに不可欠の項目である「エシカルethical)=倫理的」とならぶ、21世紀の個人と企業のキーワードなのだ。

(ちなみに、プリウスがハリウッドセレブにうけたのは、エシカルだからだ。
そのほか、たとえばファッション業界では、20世紀末から毛皮は、エシカルじゃないということで、良識あるセレブリティからは敬遠され、時に同じぐらいの値段のフェイクがもてはやされているが、いま、エシカルじゃないということで、感度の高い知識人やセレブリティから敬遠されているのが、いわゆるファストファッションだそうだ。
資源の無駄、というのではなく、その生産現場が、後進国の貧しい人々から搾取するものだからだそうだ。まさに、女工哀史。あの驚くべき安さは、結局のところ、グローバルな経済格差を利用した搾取の構造から生まれてきているからだ、というわけだが。。。)

いつものくせで、括弧内が長くなり、話が飛んでしまった。
ともかく、エシカルと並んで今、わたしたちが取り戻すべきシビリティって、いったい何なの??と思ったら、、、、

例えば目次を見ると、

第2章 礼節のルール25
ルール1 周囲の人に関心を向ける
ルール2 あいさつをして敬意と承認を伝える
ルール3 相手をいい人だと信じる
ルール4 人の話をきちんと聞く
ルール5 排他的にならない
ルール6 親切な話し方をする
ルール7 そこにいない人の悪口を言わない………e.t.c.

なあんだ、当たり前のことじゃないか。。。
そう、当たり前のことが失われてしまったのが問題なのだ。

それにしても、「失われた」ということは昔はあったというわけで、それをイタリア系アメリカ人の博士が書いてらっしゃるというのが、干場的には、驚いた。だって、日本人が、礼節を失っているというのは、よく言われることだけれど、それは、アメリカ人のまねをしているうちに、っていうイメージがあるから。
おやまあ、アメリカ人も、本書に書かれているような、謙虚で、自己主張より人の話を聞くという礼儀というか節度というか、もっていたのね!??
たしかに、古いモノクロ映画とか観ると、そうだったのかもしれない。
映画と言えば、日本もそうだけど。小津安二郎監督の映画とか観ると。。。

それにしても、本書に書いてあることは、いわゆる自己啓発書に書いてあることとかなり近い。でも、それは、ただの個人のELF HELPではなく、グローバル化するビジネス社会においての必須のツールとして注目されているわけだ。異なる考え方をもった人同士をつなげるルールなのだから。つまり、よりよい社会を作る基盤として見直されてきているのだ。

ええーー!? いまさら、礼節ーー?なんて言っている、あなた!
「シビリティ=礼節、礼儀正しさ」を実践することは、ビジネスパーソンにとって、信頼され、相手から選ばれるためのセルマーケティングであり、自分の価値を高めるセルフフブランディング。ビジネスを前進させる「プラットホーム」なのですぞ!

というわけで、実は、礼儀にうるさい私。少なくとも、私の周りの人が、私に礼節を持って接してくれることを望む。

なーーんて、そういうおまえはどうなんだ、おまえの会社の社員はどうなんだって? あーー、これ、読みます。みんなで! 

 

*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
    ***
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