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2011年7月19日 (火)

自分の本当の声を知らない幸福と不幸 ●干場

ボイトレというのがはやっているらしい。
ボイストレーニング。
歌の、ではない。芝居の、でもない。声優の、ではない。アナウンサーの、でもない。
普通の人が、話すときの。

では、しゃべり方トレーニングなのか、ときいたら、そうではない、という。
では、プレゼンテーショントレーニングなのか、ときいたら、そうでもないという。
では、声をよくするトレーニングなのか、ときいたら、それとも少し違う、という。

要は、声の「存在感」が不足して、なにかと損している人が、ちゃんと「自分」をアピールし、伝えたいことを伝えられる「声ヂカラ」をつけるトレーニングだということなのだが。。。。。

正直、この企画、担当オーヤマから、何度聞いても、いまひとつ、よくわからなかった。わたしだけではない。ほとんどの編集スタッフが、いまひとつ、つかみかねていた。
ところが、著者、大槻水澄さんのトレーニングラボには、音楽のプロはもちろん、普通のビジネスパーソンが男も女も、殺到(?)しているという。

そんなに、声が通らなくて、困っている人、いるのかなあ?

もちろん、声が悪くて、困っている人ならいる(わたしのことだ)。
滑舌がもっとよくなればいいな、と思っている人ならいる(わたしのことだ)。
照れを抑えて、もっと感動的に、ドラマチックに、演説できるようになりたいな、と思っている人ならいる(わたしのことだ)。

でも、声自体に、力がないってどういうこと????
それだけで、本になるの?

と、正直、半信半疑で、編集が進むのを見守っていたわけだが。。。。。

できあがった本を見ると!!

51bfkr51ol_sl500_aa300_ 『「自分」が伝わる声ヂカラ』

おお、全ページ、役に立つ。

そうか。声そのもので、わたしたちは、もっと自分を表現できる。
歌わなくても、スピーチ・テクニックを身につけなくても、声の出し方そのもので、こんなにバラエティを持って!!

正直、驚いた。

でも、考えてみたら、ふだんだって、怒りを込めた声、こびた声、威厳を出そうとしてる声、明るい声、暗い声、不機嫌な声、冷たい声、自信のなさそうな声、恐喝的な声、説得力のある声……

無意識のうちに、いろいろな声を出している。しゃべり方や抑揚が全く同じでも、相手の「機嫌」を声そのもので、推し量ることができる。

著者の大槻さんは語る。
「声ヂカラは、誰もが潜在的に持っています。ただ、ほとんどの人がその存在に気づかず、その磨き方、育て方を知りません」と。

たしかに、本書で初めて知りました。その存在を。。。

もくじなどはこちらを。

また、実際の音源や映像で知りたい方は、こちらの特設サイトを!
本書に登場するエクササイズが、体験できます!

ちなみに、本書では、声ヂカラを、レベル1から10までのステップに分けている。

レベル0は、毎日、ほとんど声を出していない状態。まずはレベル1を目指します。

レベル1 1日1回、だれかとしゃべる
レベル2 声を出す習慣を身につける
レベル3 大きな声で笑う。楽しく話す
レベル4 3割増しで伝える
レベル5 2〜3人の前で楽しく話す
レベル6 だれかを感心させる
レベル7 だれかを説得する
レベル8 大勢の人の前で話す
レベル9 大勢の人からほめられる
レベル10  大勢の人を感動させる

ミーティングなどで、何度注意しても、声が小さい、語尾が消えて聞こえないといった人がいて、内心、いつも、皆に伝える気がないのかと、イライラさせられていたのだが、そうか、声を出したくても、なかなか出ない人、いるんですね。。。

でも、そういう人も、本書を読めば大丈夫!
まずは、ディスカヴァースタッフ、きっと、みんな「伝わる」声になるわね!?

わたしも、レベル9の、「大勢の人からほめれる」、レベル10の「大勢の人を感動させる」をめざすぞ!

今度、ブッククラブで話すときまでに、特訓だ!!???

でも、、、、、わたしの場合、声がほんとに悪いからなぁ。
声ヂカラでは、声質そのものは変えられないんですよねぇ。。。?

だから、取材などで、レコーダーをもっていって、後で自分では絶対、テープ起こししたくない。自分の声を聴きたくないから。
自分で聴く声も悪いけど、テープで聴く声はもっと悪いから。

そうそう、自分が普段聴いている自分の声は、あごのあたりとかで振動して、要は、内側から、耳の神経に伝わるわけだけれど、人はそれをそとから、鼓膜を通して聴く。だから、自分が普段聴いている自分の声と、人が聴いている声は違う。
そして、レコーダーから聞こえてくるのは、人がいつも聴いてるわたしの声。

******

で、補聴器だけど(と、突然、話が飛ぶ)、多くのご老人が、耳が遠くなって、補聴器を買うのだけれど、実際には、なんだ、かんだといって、つけない方が多いという。その理由のいちばんが、自分の声がいやだからだそうだ。

補聴器から聞こえてくる自分の声は、いったん口から外に出て、補聴器によって集められ、そして、鼓膜に伝えれる、いわば周りの人が聴いているその人の声。その人が、それまで何十年も聴いてきて、慣れ親しんできた自分の声と、ちがうのだ!!!

で、たいていの場合、思っていたよりひどい声なんで、ショックを覚え、聴きたくない! となるのだそうだ。

これは、先日、補聴器メーカーの人にうかがった。
なぜかといえば、母の検診と補聴器合わせにつきあったからだ。
幸い、母は、すっかり補聴器が気に入ったようだ。というのも、自分の声が、それまで内側から聴いていた声よりも、いい声に聞こえるからだそうだ。
(けっして、いい声とは言えない母。一体全体、本人には、どんな声で聞こえていたんだろ)

そこから思うに、わたしは、補聴器、つけたくない。つけなくてもいいように、耳も鍛えておかなくっちゃ!(って、どうやって?)

蛇足ながら、母は、反応がおかしい、というので、認知症かと思って、検診を受けさせたのだが、結果は、かなりの難聴。要するに、耳が遠くなっていた。
にもかかわらず、聞き直しもしないで、適当に返事をしたり、無視したりしていたらしい。(わたしの英語のようだ。半分わかって、半分わからない。結果、適当に答える。。。。)

本人は、聞こえなくても、楽でいい、といっていたが、本人はよくても、周りは迷惑だし、そのうち、めんどうだから、誰も話しかけてこなくなるし、道を歩く のも危なくなるし、いずれにしろ、耳から入ってくる情報が減るわけで、こんどこそ、ほんとうにぼけてしまうよ、と皆に脅かされて、ようやく、補聴器をつけ る気になったようだ(ほんとに、蛇足な話だ。ごめんなさい)。

*****

余計なことをお喋りしているうちに、大事なことを書くのを忘れるところだった。
本書は、本文も、あざやかなイエローとスミの2色刷。
イラストも豊富。声ヂカラのためのエクササイズの図解も豊富。
それらもすべて、著者の大槻さんによるもの。

そして、アマチュアバンドのボーカルからスタートした大槻さん、現在もライブ活動を続けるばりばりのロックシンガー。ボーカル、コーラスアレンジ、作詞などで、資生堂、サントリー、ロート製薬など、有名どころのCM、500曲以上にたずさわってこられた。

ま、詳しいことは、大槻さんの魅力たっぷり、本の魅力もたっぷり、声のレッスンもたっぷりのこちらのサイトをごらんください!


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*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
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