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2011年3月

2011年3月30日 (水)

本は希望を与えうるか? あなたは世界を変えうるか? ●干場

先日、3.11直後、無力感にとらわれていた私に、小池さんの「心を突き刺す第2の矢を抜き去るには」の書評が助けになった、ということを書きましたが、同じ頃、ツイッターで、とても大きな勇気をもらいました。

それは、宮城県ご出身の書店員さん、芳林堂の三浦さんのツイートです。
3月上旬に出していた新刊「バタフライ・エフェクト 世界を変える力」を、いままさに伝えたいメッセージだとして、絶賛してらして、それが、彼の廻りの書店員さんなど、ツイッター上ですごく盛り上がっていたのです。

当初、それこそほんとに、こんなとき、本なんて、何の役にも立たない。映画「THE DAY AFTER TOMORROW」じゃないけど、せいぜいが暖をとるための薪代わりか、ああ、飲み物とかおむつとかそういう仕事してればよかった、と思ってしまっていた ところに、「この本のメッセージを多くの人に伝えたい、希望を伝えたい」と、親類縁者知人を被災地に持つ書店員さんがおっしゃってくれたことはとても大きかった。

そしたら、三浦さんがツイッターを通じておっしゃるには、多くの書店員もそうであろうと。つまり、何かしたい、でも、できない、そんな自分を責めたり、恥じたり、無力感に陥ってしまっている人が少なからずいる。そういう自分たちをも、この本は救ってくれると。。。。

自分の力なんて、わずかなものだけれど、でも、何かを変えられるかもしれない、誰かの力になれるかもしれない、そういう勇気をくれるから。だから、もっと広めていきたい、と。

Photo それを知ったデザイナーの石間淳さんが、意気に感じて、(この本の装丁をなさったわけでもないのに)、さっそくポスターをデザイン。
そんなに広くではないですが、まさにバタフライ・エフェクトが熱く拡がっていたのです。

で、その三浦さんより、このエフェクトをもっと広く拡げていくためにも、この本の売上げの一部をディスカヴァーより、被災地に寄付してもらえないだろうか、という提案がありました。

著者の方々から、印税を寄付したいとか、すでにつくってしまってある在庫の寄付や売上げの寄付、デジタルコンテンツの売上げの寄付というのはあると思いますが(弊社でも考えている企画などあります)、書店員さんからのご依頼で、特定の新刊を売り場からもりあげていきたいというのはあまり聞いたことがなく、大変感激しました。

でも、以前も書きましたが、寄付をおおっぴらに言うのは、なんか抵抗があったので、じゃあ、粛々といつもと同じように、他の本と同じように展開して、そして、売上げの一部を内緒で寄付するか、と軽く考えました。

ところが、それでは、ムーブメント、すなわち、「バタフライ・エフェクト」にならないというのです。この本のメッセージそのものが、力になるからと。

そこで、社員全員あつめての緊急ミーティングをしました。ここに、その代表的なものを書こうと思いましたが、まずは、ネガティブなものからポジティブなまで、およそ考え得るありとあらゆる意見が出た、ということだけ記しておきます。

で、結論。すでに売れているものも含めて年内1冊につき30円を義援金として寄付させていただくことといたしました。寄付先は、最初の集計がでる来月中には決定いたします。

ここに、こうして記すことを決めたのは、次のような、おもに、若手の営業スタッフからの声に動かされたことによります。曰く、

「この本は、偶然とはいえ、いまこのときに、ほんとうに広めたいいい本だと思うし、それを広めていくという仕事に誇りを持っているので、寄付のあるなしとは関係なく、自信と誇りを持って売っていきたい。」

「それに、会社で寄付もしてくれるなら、そのことにも誇りを持ちたい。まちがっても、それを売りにしたような展開はしたくない。」

というわけで、今後、あまり口にするつもりはないですが、数字は年末はもちろん、途中どこかでもご報告させていただきます。
純粋に、読んでいただきたい本だと思っていた本がが、読者の方々だけでなく、わずかとはいえ被災地の方々のお役に立てるのなら、しかもそれが、今現在の一時的なお金だけではない形で(一般に3か月もすると義援金もそれ以外の支援も関心も一気に減ると聞きました)、これから長く続く復興への道のり、全国の私たちが被災地の方々を忘れないでいることを伝えることになるのなら、なおうれしい。
(もう少し状況が落ち着いてきたら、そしてもしも、ご迷惑でなかったら、あるいはご要望があれば、本書自体の寄贈をもと、思っております)

というわけで……あっ、まだ、肝心の本の紹介していませんでした!
本書は次のように始まります。

自分の人生にはどんな意義があるのだろう?
自分は本当に世の中の役に立っているのだろうか?
自分が何かをすると、世の中に影響を与えるのだろうか?

もし、あなたがそんな疑問をいだいているなら、
この小さな本の中に、その答えがあります。

そして、世界を変えた男の子のお話がつづきます(すべて実話です)。
ノーマン・ボーローグ、後に、小麦とトウモロコシの改良で、20億人を飢えから救ったことで、ノーベル平和賞を受賞しました。
でも、と、お話は続きます。
彼はたしかに世界を変えた。けれども、ほんとうに20億人の命を救ったのは、彼ではないかもしれない。ヘンリー・ウォレスカもしれない。

ということで、ヘンリー・ウォレスの話が続きます。
そして、彼こそが、特別な種を作るというアイデアを思いつき、世界の人を飢えから救いたいと願うボーローグに、その種を作らせたのです。
ということはつまり、実際に世界を変えたのは、ヘンリーだったということになります。

でも、とまた、話は続きます。世界を変えたのは、ヘンリーではなくて、ジョージ・ワシントン・カーパーという黒人奴隷の子かもしれない。なぜならば……

こうして、エピソードは続きます。
もしあのとき、もしあのときと、続けていったら、この話はいくらで遡ることができます。
どこまで、時間を遡れば、二十億人の命を救うきっかけとなった人物を特定できるのでしょうか?
そして、最後に問います。
未来のどの時点まで時間が経過すれば、あなたの行為が世の中に与える影響がわかるでしょうか?

もしかすると、あなたの今日の行為がきっかけとなって、世界中の数百万人、あるいは数十億人の生活を変えることになるかもしれないのです。

あなたの今日の行為、ひいては人生は、
未来を永遠に変えるだけの力を力を持っていることを知っておいてください。


さて、バタフライ・エフェクトというのは、もともとMITの気象学者エドワード・ローレンツが、1972年、「ブラジルで蝶が羽を動かすと、テキサスで竜巻が発生するか?』という奇妙な題で発表した仮説によります。当時は、バカにされ、相手にされませんでしたが、後にカオス理論として、世界に広まりました。

本書は、米国のベストセラーの翻訳書ですが、このあたり、京都大学の鎌田浩毅教授が解説してくださっています。

Img_5518 美しい写真がたっぷりのオールカラー、88ページのいわば大人の絵本。小学生から、そのおじいさまおばあさまの世代まで、お読みいただけると思います。
例によって、弓場隆さん企画翻訳+弊社出版部長藤田編集の最強コンビによるものでもあります!

そうそう! 最初から店頭で多面展開してくれたら嬉しいな、と思って、蝶々の位置が微妙に異なる3種類のカバーを用意しました。

本書を読んで、さらにご自身での支援活動、そして、身近な人への何か、といった小さな行動をおこすきっかけとしていただければ、すなわち、あなた発の「バタフライ・エフェクト」となれば、何より嬉しく存じます。

「中国で最も有名な日本人が語る!」加藤嘉一さん講演会@三省堂書店神保町本店 ●田中

9784799310021_2 _mg_8975 4月7日(木)
加藤嘉一、26歳。「中国で最も有名な日本人」が語る!
『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』刊行記念講演会 
@三省堂書店 神保町本店

3月新刊『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』の刊行を記念し、加藤嘉一さんの講演会とサイン会を開催いたします。

弱冠26歳にして、北京大学の研究員として教壇に立ち、中国のテレビや雑誌のコメンテーターとしても幅広く活躍している加藤嘉一さん。
若者を中心にその知名度は抜群で、「中国で最も有名な日本人」と言われています。
先日は『池上彰くんに教えたい10のニュース』(日本テレビ系 3/18放送)にも出演し、「中国人は日本人をどう思っているの?」というテーマについて池上彰さんにレクチャーを行いました。

18歳のときに、中国語も話せず、人脈もなく、お金もないという“三無状態”で中国に留学した加藤嘉一さんが、自分の目で見て感じた中国の「今」とは、いったいどんなものだったのか?
中国の若者たちの現実、不安に思っていること、そして日本観について…多いに語っていただきます。

ぜひお越しください!

【日時】
 2011年4月7日(木) 開場:18:30〜 開演:19:00〜

【会場】
 三省堂書店神保町本店 8階特設会場
 ※8階特設会場へは、正面入口(靖国通り)側エレベーターにてご来場ください。

【ご参加方法】
 『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)を三省堂 書店神保町本店でお買い上げまたは電話にてご予約のお客様、先着100名様に3階レジカウンターにて整理券を配布しております。

【お問い合わせ】
 三省堂書店神保町本店 3階 03-3233-3312(代) 10: 00〜20:00

『超訳ニーチェの言葉』電子書籍がついに発売! いろんな端末から!  ●谷口

先日100万部を突破した『超訳ニーチェの言葉』
紀伊國屋書店梅田本店さまでは、とても大きくご展開くださっていて、圧巻のディスプレイ写真が届きましたのでご紹介いたします。

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限定金箔版の『超訳ニーチェの言葉』は
各ネット書店様でもお買い求めいただけます。

■楽天ブックス http://books.rakuten.co.jp/rb/item/11128797/

■セブンネットショッピング http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102972752/subno/1

■BK1 http://www.bk1.jp/product/03395638

また、この100万部突破記念企画の一つとして3月25日(金)から電子書籍の発売が開始されました。ぜひ電子書籍に!というお声をたくさんいただいていた書籍(確かに携帯するには重いですよね・・・。)です。通勤時間に、ちょっとした待ち時間に、気分転換にetc...『超訳ニーチェの言葉』を持ち歩き、楽しんでみてください。

Nietzscheソニーリーダー

reader storeの特集ページにて掲載されています。
ソニー様がニーチェの雰囲気に合ったシックで美しいページを作成してくださいました。
http://ebookstore.sony.jp/stc/special/news/nietzsche/

http://ebookstore.sony.jp/item/BT000011642400100101/(商品ページ)

BACHの幅さんセレクトの『ニーチェからつながるBOOKS』も紹介されていますので、ぜひご覧になってみてくださいね。著者白取さんの熱いコメントも必見です。

ギャラクシーほかDocomoスマートフォン
ドコモの電子書籍ストア2Dfactにて発売中。

ガラパゴス TSUTAYA GALAPAGOSにて発売中。
 
biblio Leaf LISMO Book Storeにて発売中。

iPhone、iPadはまた別の形でのアプリを作成しております。ご期待ください!

*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
    ***
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