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2010年10月

2010年10月30日 (土)

成功をめざす人に知っておいてほしいこと その翻訳家が知っていたこと ●干場

Photo リブロさんとディスカヴァー、ともに、今年が創立25周年ということで、それを記念して、リブロさんで1カ月先行販売となっていた(こちらのブログでもご紹介!)
成功をめざす人に知っておいてほしいこと

が、今月より、全国の書店さんで発売になっている。
(といっても、弊社と取引があり、かつ、ご注文いただいた書店さんだけですが。。街のメインの大抵の書店さんは、扱ってくださっていると思いますが)。

そして、リブロ同様、売れている。文教堂でも、ずっとビジネスランキング入りだし。

なにしろ、弊社のベスト&ロングセラーの翻訳自己啓発書の多く(最初の「うまくいっている人の考え方」から始まって、直近では、「心の持ち方」)を手がけてくださっている弓場隆さんのセレクト&翻訳、そして、弓場さんとベストコンビ(!?)の弊社出版部長藤田の編集だから、良くないはずがない!

でも、ほかのいまひとつだった、自己啓発書と、どう違うんだろ?!
と思って、ブログに書評を書いてくださっている方の記事を読んでみたww。

そう。確かに、いい言葉が満載だ。
それぞれのかたの記事に掲載されていた引用から、さらに、引用(孫引き!)させてもらうと。。。。
 
少しでもパラノイアになってみる(櫻吉 清さん

・変化を起こして人生を変えるのに遅すぎることはない
・過去への後悔や未来への心配ではなく現在の課題に集中することは大きな恩恵をもたらすポジティブな態度
・些細なことでも誤解を生じると人間関係がこじれる
・自分が何を言うかよりも、どれだけ相手の話を聞くかが重要(聞くことと話すことの適正な割合は4:1)
・失敗が本当に悪いものとなるのは、それをあきらめる口実に使うときだけです

デザイナーtakechanのブログ

・人生に対処するには、あなたは常に前向きでなければなりません。それが正しい方法だからというのではなく、それが唯一の方法だからです
自分に対して絶えずより高い要求をしなければなりません。
 

ハマの読書王子@sugiyuzu

自尊心というのは、自分がそれに値すると確信できて初めて本物になります。その時点でようやく自尊心は意義のあるものになるのです。

仙台市・堀歯科医院のブログ

著者は、バスケットボールの監督、コーチを長年続けており、必ず練習初日に話すことがあるそうだ。

それは、スペンサー・ジョンソンという人の「人生の贈り物」というストーリーに秘められたエッセンスだ。

少年と老人の話があり、その中で少年はある日、老人から「君はすばらしい贈り物を持っている。それ気づけば幸せになれる」という話を聞いた。聞いてもわからなかったので、老人に聞いてみた。しかし、「自分で気づくしかない」という返事しか聞こえてこなかった。

ある日少年は、答えを見つけるため旅にでるが、結局どこを探してもすばらしい贈り物は見つからなかった。

そして、それから数十年たち老人になった少年は、ようやく気づくのだ。
答えは、「現在」だったと。「現在」は、貴重な贈り物なので、瞬間を大事に生きることで、自分自身を幸せにできるというメッセージだったのだ。


【ビジカン!】鈴木宣利のビジネス感性研究所

・私たちはみな得て不得手があります。世の中はさまざまな才能と技術を持った人たちから成り立っていますから、自分が得意なことで才能を発揮するのが一番いいのです。

・あなたは優位に立つために、オフの時でも勉強をして準備をしておかなくてはなりません。どうすればそれを効率的にできるかを常に自問しましょう。現状のままで十分だと思っていけません。

・「練習すれば完璧になる」という格言は不正確です。完璧な練習によって初めて完璧になるからです。

 
ほーー、さすが、バスケットボールの名監督のリック・ピティーノ氏の言葉は、重い。
そして、引用させてもらった、ブログの書き手のみなさんのセレクトもすばらしい。
ありがとうございました!
本書をもう一度、読んでみたくなった。。。!

ところで、今月初めに行ったフランクフルト・ブックエアの会場で弓場隆さんとお会いした。ふらりとホテルもとらずにいらしたとか。しかもこれがフランクフルトは初めてだとか(さすが、自然体、あしもとは、なんというんでしょう、あの、ゴムの極めて歩きやすい靴というか、サンダルというか。。。)。

で、さっそく、ちょっと気になっていたアメリカの版元の自己啓発書のコーナーに、おつれすると、手にとって1秒ぐらいで、判別! これはいい、これはだめ、と。。
たしかに、弓場さんがいいとおっしゃったものは、たいてい、とっくの昔に、翻訳されて、別の邦題ですでに出ていた。だめとおっしゃったものは、古くてもどこからも翻訳されていないとなると。。。さすがだ。
どこで、わかるのか? とお尋ねしたら、においでわかるのだと。。
多分、何千、何万と、すでに見ていらっしゃるからなのでしょうねえ。。。。
プロとはかくなるものよと、ただただ、敬服するばかりなのでした。。。

2010年10月29日 (金)

名著って何!? ●干場

某書店さんの行う、開店2周年記念100人が選ぶ名著100冊というフェアの、100人の一人に、ご指名いただいた。
まだ時間はあるのだけれど、いまから、はたと困っている干場である。
古典でも最近のものでもいいし、ジャンルも問わないと。
となると、いっそう、迷う。。

それ以上に、「名著」という響きに、圧倒されている。
良書とか、おすすめ本とか、愛読書とかというのなら、割と気楽に、選べる気がするのだけれど、そして、たずねれば、そういう本でいいんですよ、と仰るだろうけれど、でも、「名著」である!
なんか、もっと重厚かつ崇高な感じ。

ためしに、ググってみると……やっぱりね。。。
純粋理性批判とか(カントだ!)、エミールとか(ルソーだ!)、相対性理論とか(アインシュタインだ!)とか、ううう。。。。。サルトルの戯曲なら幾つか読んだけれど、『存在と無』は、積ん読転じて、書棚の奥深く。。。

で、書棚の多くを探ってみると、けっこうあった! 幻の名著が!(幻って、ただ、私にとって幻(つまり、買っただけ))
ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」デリダ「エクリチュールと差違」、ベルクソン、ハイデッカー、ヘーゲル。。。。(もちろん、すべて買っただけ。読んでない!)

おお! ニーチェもあったぞ! 『ツァラトゥスラかく語りき」。
こちらは、ところどころ(といっても最初のほうだけ)、線が引いてあるので、少なくとも最初のほうは読んだらしいが、ふうむ、まったく記憶がない。

と、ここで気がついた。ニーチェは、中央公論社の「世界の名著」シリーズのひとつだ。ほかにも、それを持っていて、どうやら、私の中では、『名著」=中央口論社の名著シリーズに入っていたような本、という刷り込みがあったらしいのだ!

なんだ。

そんなに見栄はることない!
考えてみたら、弊社にだって、立派な名著シリーズがあった!
世界の自己啓発50の名著』同「心理学」『成功哲学』「お金と富の哲学」「スピリチュアル」。

ふうむ。

でも、お薦めするからには、夢中になって読んだ本にしたいな。
でも、フロムの「生きるということ」とか、マイケル・ポラニーの『暗黙知の次元』とか、マクルーハンの『グーテンベルグの銀河系』とか、選んだって、やっぱ、売れないだろうしな。。。

ザ・ゴール」や「ツイッターノミクス」もいいけど、名著と言うより、ビジネスオススメ本で。。
ビジネスなら、やっぱり、『マネジメント』なんだろうけど、私がわざわざえらばなくたって、今十分すぎる程に売れてるわけだし。

じゃあ、名著というより、名作にしてみるか。
(私の中では、なぜか、名作は、文学。名著は、人文と一部科学)。
でも、一番の愛読書、「風と共に去りぬ」じゃあ、バカにされちゃうだろうし、アシモフは、『ファウンデーション』シリーズからロボットシリーズなど10巻以上、全部読んでもらわないとダメだし(?)(わたしは、「ロボットと帝国」が一番好き。最後のシーンが)。安部公房の『他人の顔』じゃあ、小品過ぎるだろうし、じゃあノーベル賞ならどうだといっても、大江健三郎や川端康成、ふうむ、だし、「100年の孤独」とか、正直、無理して読んだし。。。。。

いっそ、「日出処の天子」にしようか??

これは、漫画を超えた「名著」だと絶賛しているけれど、わたし、あとは、「ベルばら」と「火の鳥」と「ゴルゴ13」ぐらいしか漫画というものを知らないので、よき撰者とはいえないな。。

というわけで、はてさて、何を選ぶか!? 決めたら、書店名と併せて、また、ご報告させてください。(というか、オススメ名著、あったら教えてください!??)

2010年10月28日 (木)

ニーチェ「反」入門!? ●干場

Photo 発売から1週間、案の定、いきなり好調な、白取春彦さんによるニーチェについての解説書、「ニーチェ「超」入門」。

タイトルは、編集部でつけさせてもらったのだけれど、できあがったのを読みはじめたら(取締役出版部長 藤田の担当なので、わたしは、タイトルと帯コピー、装丁の決定をする以外、中身は、お任せ!)、おお、いきなり、最初の2行目に、「これは、ニーチェの入門書ではない。別にニーチェや哲学に入門したくない人に向けて…」だって!

まあ、「超」というのは、超えるであるから、「入門」を超えるわけで、いいとも言えるけど、スーパーっていうイメージもあるしそれならそうって言ってよ、藤田君!
なら、「ニーチェ「反」入門」って命名したのに!?

まあ、タイトルは、超でも反でもいいが(!)、中身は、チョーだ!チョーいい!チョーお薦め!

単に教養として、偉そうに話すための、あるいは、自分という人間の生身の葛藤とは別のところで、真理を追究する学問としての哲学ではなくて、生きるための哲学として、ニーチェに夢中になった白取さんの熱い思いが、独特の飄々とした様そのものの文章で、軽妙に語られる。

もとい、正確に言えば、生きるための哲学ではない。「生き方=哲学」だ。
ニーチェは、「そもそも哲学は、学問ですらない」と考えていたそうだ。
「われわれ哲学者は芸術家と取り違えられることの方が嬉しい」とも。
「哲学は論理的なものというより芸術的なもの」だと考えていたらしい。

さて、このはじめてニーチェを読んだ方にむけてのなにか解説書を、というのは、「超訳ニーチェの言葉」を出した翌月には、企画した。

きっと、「これは、ニーチェではない」「哲学をこんな形にするなんて」と、言う人が出てくると思ったからだ。
案の定、某人気ブログでは、「似非ニーチェ」と書かれていた。まあ、そうくるだろうな、という方だったので意外ではなかった。むしろ、思ったより遅かったのと、本との哲学者の方から何も言われないのが意外だった。

まあ、はなからバカにしているのかな、と内心思っていたら、某有名私大で哲学部の教授をしている同級生(たしか専門はフッサールか誰かだった気がするが)から、あれはいい!と言われた。
「これは偽物だとかいって、アマゾンに☆1つつける人いるのよ」というと、
哲学をほんとにやってるわけではない人に限って、そういうこと言うからね」。
さらに、母校の哲学者である現学長に招ばれ、褒められた。
同じように、「反論もある」というと、静かに笑って、
その方はきっと、哲学者でなくて、哲学学者でらっしゃるのでしょう」と言われた。
ニーチェ読みのニーチェ知らずですね」とおっしゃる東大大学院教授もいらした(哲学者ではないが。どなたかは、近く発表!?)

そうした声をもっと表面化させるためにも、これは、やはり、これまでのおきまりのニーチェ論ではない、ライブなニーチェをどなたかに、書いていただきたい。どなたか書いてくださる(それも大特急で!)方はいないか? 
というわけで、とうとう、白取さんにお尋ねしたら、やっぱり自分しかいない、ということで、白取さんによる「ニーチェ超入門」が誕生した!

ほんとうは、夏には出せるかと思ったけれど、今になってしまった。
でも、おまちしたかいがある。やっぱり白取さんでなければだめだった!

140ページと厚くはない。
読みやすい。一見。しかし、易しいと、言い切れる程ではない。
言葉は易しいけれど、ただ字面を負うだけでは、体に染みいらない。
ニーチェを体に感じない。でも、なんども、ゆっくり読むと……!

「力への意志」「超人」などの言葉だけが知られ、誤解されがちだったニーチェのメッセージは、
後悔し、現実を否定するだけで、結局何もしないのではなく、これからなにができるのか?と現実を肯定することから始める、という、
新しい時代が始まろうとしている今まさに、求められていた生き方であったことを、初めて知った。

書き出すときりがないので、詳しくは、ぜひ、本書をお読みいただきたい。
わずか140ページだ。しかし、深い140ページだ。
そして、「超訳ニーチェの言葉」同様、美しい装丁。

いつまでも手元に置いて、何度でも読んでいきたい。
と、わたしは思う。

目次は、こちら→

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*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
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