そもそも何のための仕事なのか? 私たちのいちばんのエネルギーの源「第一回読者の集い」 ●干場
昨日は、「ディスカヴァー・ブッククラブ発足記念 第一回読者の集い」を開催させていただいた。まずは、盛況のうちに終わり、担当の社長室はほっと安堵。というより、終了後もその興奮冷めやらず、昨晩の帰宅は午前3時。
わたし自身も、定期的に読者のかたと、というより、読者の方同士が交流する場を持つこと(できれば毎日、カフェみたいに)は、ディスカヴァー創業当時からの理想だったので、感無量。
だったら、とっくにやれば良かったじゃないかと言われそうだが(実際、鹿田さんにしろ、美崎栄一郎さんにしろ、個人で精力的に開催している人は少なくないし……)、やっぱり、ツイッターというインフラの登場のおかげで、随分、始めるためのハードルが低くなった。
今回は、ツイッターでの募集にはじまり、開催中もその後24時間近く経っているいまでも、ハッシュタグ #0306d21 に、次々に報告や感想が。
さらには、そのまとめサイトも次々にツイート(こちらとこちら)され( @benkyou_kai さま、ありがとうございました!)、「どうだったかな?」みたいなものを推しはかるまでもなく、速攻で反応が分かる。反響が分かる。実にエキサイティングな体験だった!!
まとめサイトをごらんいただくと、ブロガーとしてお招きした女子勉さんと鹿田さんはもちろんのことだが、ひょんなことから、急きょ、読者代表としてご登場願った masa さん(このブログにも、ごく初期から、たびたびコメントくださっている。こちらでご紹介したように、すてきな手作りブックもお贈りくださったことが!)の味のある「私とディスカヴァーの本」のプレゼンも大ウケ!
(みなさま、ありがとうございました!)
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詳しいことは、明日、社長室からご報告させていただくと思うが、すでに、何人かの方がブログにアップしてくださっているので、ご覧いただきたい。
まず一番乗りは、こちら。久保清隆さん。前半に、ゲストのブロガーお二人からの学び。後半に、イベント全体の感想が。
こちらの方は川田浩志先生のファン!
こちらは、写真中心で臨場感たっぷりに!
臨場感といえば、ブンさんは、ドタキャンならぬ「ドタイク」の模様をアップ! 殆ど終了時のご到着ながら、「学び」があったみたいで、私も嬉し。
また、こちらのブログでは、ウェブでのブッククラブ会員入会申し込みはまだできない、とかかれているけれど、昨夜深夜までかかって、とりあえず、田中がアップ。
こちら「ディスカヴァー・ブッククラブのご案内」からどうぞ!
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travelbookcafeさんのブログの後半にも書かれているように、出版社は、その売上規模から言うと、一番の講談社でもわずか千数百億円。製造業でいったら、中小企業の部類で、弊社となると、まさに零細企業だが、その社会的影響力の大きさは、売上の何十倍もある。
さらにミクロに見れば、ある人にとって、1500円で買った本が、人生を大きく好転させるきっかけとなることも少なくない。
実際に、「ディスカヴァーのこの本を読んだことから、今の僕があります。今日はそのお礼が一言言いたくて、やってまいりました」と、おっしゃってくださった読者も少なからずいらっしゃり、本当に、この仕事をやっていてよかったと、胸が熱くなった。
『ニーチェの言葉』にリボンが一つ一つかけられているのをみて、本を大切にする営業の方の思いを推し量って、店頭で涙が出てきたという読者の方も! リボンをかけることを何年も前から行ってきた営業エースのカタヒラに紹介した。
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今回は、著者の方や書店員さん、某TV局でいらしてくださった方もあり、「読者+編集者+著者+ブロガー+営業員+書店員+発行人+マスコミ」と、本にかかわるみなが一堂に会し、フラットに同じ立場で直接話す場となったわけだが、営業スタッフが加わるのは、直取引をしているディスカヴァーならではだ。
アンケートでもツイッターでも、読者の方から、多くの感謝のお言葉、応援の言葉をいただいた。でも、いちばん、感謝しなければいけないのは、いうまでもなく、わたしたちのほうだ。
編集はもちろん、営業スタッフにとっても、実際に本を買って読んでくださっている読者のかたのひとことほど、エネルギーをくださるものはない。
実際、日々の仕事の中では、ともすれば、編集は著者と向き合い、営業は書店員さんと向き合ってしまう。
でも、本来、編集と著者は、肩を並べて、いっしょに読者の方をみる、あるいは、お互いの中とそして先にいる読者と向き合うものでなければならないし、営業と書店員さんと読者との関係も同様だ。
ところが、日々の仕事の中で、編集は著者とつき合うのに夢中、著者の方は「自分の」本を出すのに夢中、営業はゴールを達成するのに夢中、書店員は大量に納品される本を処理するのに夢中となってしまって、つい、一番肝心な「読者」のことを忘れてしまったりする。
つまり、そもそも自分が何のために、これをしているのかが見えなくなってしまう。で、しらずしらずのうちに、やる気が低下する。いつものやり方、決まり切ったやり方のなかに逃げ込んでしまう。本人にその気はないとしても、事実上、そうなってしまう。
本当にやる気が高まっているときは、仕事を「流して」ただただ「効率」だけを考えて行ったり、自分の自己顕示欲やプライドだけで行おうとはしないものだからだ。
弊社でも、編集営業問わず、みなのモティベーションが上がるのは、ボーナスが出るときではない。「わたしたちは、読者のための仕事をしている」ということを思い出し、『読者の方とのつながり』を実感するときだ。
ちょっとスランプのときは、「愛読者カードを読んでから、営業に出かける。それを読むのが一番のエネルギーとなるから」と言う営業スタッフも少なくない(いまは、ツイッターがその一部となっているスタッフもいる)。
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最近、勤務医が身体的にも精神的にもハードな状況にあるという報道がよくなされるが、私の何人かの勤務医の知人もみな口を揃えて言うのは、「せめてひとこと患者さんから有り難うと心から言ってもらえれば、がんばれるのに」ということ。まあ、それは、医師や病院の側にもいろいろ問題があるんでしょう、といってしまえばおしまいだが、つまり、究極的には人は、自分が何のために仕事をしているのか? その『何』とつながっていたい。その『何』とは、実際には人であり、人々への貢献だと思う。何らかの形の社会的貢献だと思う。それが最大の報酬だと思う。だから、できれば、直接的な相手からの反応がほしい。
それは私たちにとっては、まさに、読者の方々だ。
ふだん、ちょっとたいへんだな、と思ったときも、この本の先にいる読者の方のことを思うと、「がんばるか!」と思う。それが全てのスタッフの一番のエネルギーの源だ。
そういう意味では、私は恵まれていることに、立場上、こうしたブログやツイッター、あるいは、著者イベントの席などで、読者の方々が直接話しかけてくださることが多いが、多くの編集スタッフとほとんどの営業スタッフにとっては、そういう機会は多くはない。
その意味でも、今回の読者イベントは、ほんとうに貴重な機会だった。
ひょっとしたら、なかには内心、(せっかくの土曜日の夜なのに、面倒だな)と思ったスタッフもいたかもしれない。でも、終わった後、本当に良かった、嬉しかったと感じていたのは、その顔を見ればわかる。
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というわけで、参加してくださったみなさま本当にありがとうございました。
そして、いつもご愛読くださっているみなさま、本当にありがとうございます。
ブッククラブ、これから本格的スタートということで、まだまだ不備なところもあると思いますが、みなさまのフィードバックは即座に反映しつつ、行って参りますので、宜しくお願いいたします。
また、ブッククラブのツイッターアカウントも作りましたので、フォローを!(ツイッターはじめていらっしゃらない方は、これを機会にどうぞ) → @d21bookclub
PS さっそく、tiara さんがコメントを。ブログもアップしてくださっていますので、コメントのお名前の部分をクリックしてお読みください。ただし、同業者の方は、お読みになることを禁ず!?





昨日は、ステキなイベントを開催してくださり、ありがとうございました。僭越ながら、拙ブログでも取り上げさせていただきました(一参加者というよりは、ややビジネス的視点で捉えています)。一番の感想は、干場さんの「思い」が社員の皆さんに伝播しており、その波がそのまま書店さんや読者を巻き込んで一体感をつくっているかのようでエネルギッシュだな、と感じました。これからも今までのように、いい本をつくりつづけてください。
投稿: tiara | 2010年3月 7日 (日) 20:06
ドタイクのブンです!
ご紹介ありがとうございます。
twitterの醍醐味も感じました!
次回は、ちゃんと申し込んでうかがいます(笑)
投稿: ブン | 2010年3月 7日 (日) 22:00
干場社長の文章を拝読し、ウルッときてしまいました…
ホントにステキなステキな会社だと思います。
ぜひ次回は同じ空間を過ごさせてください☆
投稿: 踊るOL。 | 2010年3月 8日 (月) 21:43