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2010年1月13日 (水)

次はニーチェだ!? 超訳でお届けする孤高の哲人の教え ●干場

Photo 早くも1月新刊ご紹介の頃となりましたが、なかでも営業部の間でいちばん期待が高まっているのが、これ、「超訳 ニーチェの言葉」

我が社の隠れたベストセラー「頭がよくなる思考術」「勉学術」の白取春彦氏企画編訳によるもので、「バルタザール・グラシアンの賢人の知恵」(20万部突破!)から始まって、「アランの幸福論」「菜根譚」 と続いた、ディスカヴァー古典シリーズ第四弾!

これまでと同様、厚い! 美しい! 奥深い!
そして、これまでの中で一番有名な著者じゃないでしょうか。

4 なんといっても、ソクラテス、プラトン、アリストテレスといったギリシャ哲学者を除けば、カント、ヘーゲル、サルトルと並んで、「有名」な哲学者。当然のことながら、弊社のスタッフも全員その名を知っています。

ところが!です。ニーチェと言えば、ルサンチマンで、ニヒリストで、超人、力への意志とか、発狂とか、全体に、デカダントなイメージ(それだけに、いつの世も、若者が憧れるー私もかつてそうだった)というのを持っていたのは、編集部では、私とフジタとハラだけ。つまり、40歳以上。なんと弊社の30代の東大文系出も知らなかった! で、その理由が、「だって、倫社とらなかったので」。

まあ、ニーチェが何かを知っているか知らないかなんて、過去の教養主義的教育以外の何者でもないわけで、どうでもいいじゃないかと言われればそれまでですが、それにしても、「室町時代? 日本史選択しなかったので」とか、ともかく、1980年代以降生まれの人たちに、昔ながらの教養の継承は行わないというのが、文科省の方針だとしたら、それは見事に達成されていると思います。カリキュラムを少なくて深く思考させ自由に発想させようとしているのだとしたら、その成果は……どうなんでしょうね。

おっと、そんな年寄りっぽい愚痴を書くのが目的ではありませんでした。
このニーチェの本の新しさは、それまでのニーチェに対するイメージを払拭する、ある意味、明るくポジティブな教えに満ちているということが言いたかった!
(ところが、編集会議で、40未満のスタッフは、そもそもイメージを何ら持っていないので、話が続かなくなってしまった、という次第。)

でも、ないならないで、かえっていいかも。いい言葉満載なので(白取さんのニーチェと読者の皆さんに対する愛のおかげの「超訳」です)。

たとえば、

「自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう」

「一日の終わりに反省しない。…疲れたら、たっぷり眠れ」

「いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ」

「もっと喜ぼう。ちょっといいことがあっただけでも、うんと喜ぼう」

「一緒にだまっていることは素敵だ。もっと素敵なのは、一緒に笑っていることだ。二人以上で、一緒にいて、同じ体験をし、ともに感動し、泣き笑いしながら同じ時間をともに生きていくのは、とても素晴らしいことだ」

処世訓みたいなのもあります。

「大きなものを贈ると、感謝されない。それを受け取った人は、やっかいなものをもらってしまったと思うからだ。贈り物は、心だといわれているが、ほどほどでなければ相手を困らせるだけなのだ」

「連絡もなしに人を待たせるのはよくない。マナーや約束の次元だけの問題ではない。待っている間にその人は、あれこれとよからぬ想像を巡らせ、心配し、次には不快になり、だんだんと憤慨してくるものだ。つまり、人を待たせるのは、何も使わずに、その人を人間的に悪くさせてしまう不道徳きわまりない方法なのだ」

シニカルなのも。

「最大のうぬぼれとは何か。愛されたいという欲求だ」

でもだいたいは、自己啓発度100%の言葉。

「天賦の才能がないといって悲観すべきではない。才能がないと思うのならば、それを習得すればいいのだ」

「すべて、初めは危険だ。しかし、とにかく始めなければ始まらない」

私の今日のお薦めは、

「ある事柄が不合理だからといって、その事柄を廃止してしまう第一の理由にはならない。不合理だからこそ、そのような事柄が必要とされている一条件となっている場合がかえってあるからだ」

全232項、とてもとてもご紹介しきれないので、ぜひ、お手元において、いつでも開いたページからお読みくださいませ!
女性の方には、ご自分用以外に、バレンタインの贈り物に、リボンをかけて、チョコと一緒に、インテリゲンチャな(!?)意中の方に贈る、というのもどうでしょうか?

それにしてもほんと、ニーチェが、こんなまっとうな、人生に肯定的なこと、たくさん書いているなんて、ちっとも知りませんでした。
これは、自社の本であろうとなかろうと、私の座右の書のひとつとしたいお気に入りの1冊となりそうです。

というわけで、「超訳 ニーチェの言葉」、アマゾンの書誌データ、なぜかまだ貧弱なので、こちら、弊社のショッピングカートでのご紹介をどうぞ。

最後に、まさに、「視点を変える 明日を変える DIS+COVER 」の弊社が目指す書籍を書いたとしか思えない言葉があったので、載せておきます。

「私たちが読むべき本とは、次のようなものだ。
読む前と読んだ後では世界が全く違ってみるような本。
私たちをこの世の彼方へと連れ去ってくれる本。
読んだことで、私たちの心が洗われたことに気づかせるような本。
新しい知恵と勇気を与えてくれる本。
愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本」

かくありたいものです。



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コメント

はじめまして。twitter経由で、はじめてBlogを拝見しました。ある会社を経営してます女社長です。実は会社を経営する前とその後からこちらの本をたくさんバイブルとしてきました(笑)今日たまたま、Twitterでみつけてこんな美人社長さんとは知らずブログにきました。いつか、御社の本で出版できるようになるまで成功できるよう頑張ります!!お仕事頑張ってください。

干場さまのご愛用の(?)ドゥルーズ経由で、『ニーチェ』(ドゥルーズ著)を読んで、刺激的な言葉がいっぱいだなぁと思ってました。
今月はあんまり本買わないって決めてたのに・・・

御社の本が書棚にどんどん増えてきました。

しかし、
ニーチェ。

ニーチェといえば、
信じる信じないはあるとしても
その思想性の間違いによって死後、
地獄の最深部におちているといわれています。
(ヒトラーと同じレベルの地獄です)

残念です。

天使と悪魔を見分けるのはやっぱり難しいもんですね。

なべさま
ご愛読有り難うございます。
キリスト教の方たちにとっては、「神は死んだ」なんて、いっちゃったんですからね。
それと、『力への意志』のナチスへの影響の話ですよね。私も確かそういう話があったので、ふうむ、と思ったのですが、妹エリザベートの故意の修正によるものだというのが、現在の研究による定説で、贋作という説まであるそうです。
それはともあれ、さすが哲学者、鋭い言葉がいっぱいです。

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*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
    ***
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