ディスカヴァーHP

ディスカヴァーデジタルブックス

社長室ブログ内検索

amazonstore

« 今月の日経アソシエは、手帳特集!とそれから… ●大竹 | メイン | 科学って面白い! 技術ってスゴイ! 理系ってステキ! DIS+COVERサイエンス創刊! 記念講演会にいらっしゃいませんか? ●干場 »

2009年10月25日 (日)

プレステのせいではない、若者のクルマ離れの理由は? 〜Twitterで話されているたとえばこんなこと ●干場

今日は、ツイッターで、といっても、あくまでも、わたしのTime Line=ホーム上でのことだけれど、土曜日に、ちょっと反響が多かったトピックスをご紹介。
それは、若者と車の関係。

Twitter には、RT(ReTweet)といって、興味のある発言を引用して、そこに自分の意見を付加していく(広瀬香美さんは「横流しの術」とおっしゃってるみたいだが)という使い方があって、どんどん議論(という程でもないが、ときには、たった140字で結構まじめに白熱したりする)が拡がっていく。

(議論にしろ、ただの会話にしろ、凝縮していくか拡散していくかだが、ツイッターは、その性格上、たいてい、いくつか枝分かれしながら拡散して、連想ゲームのように、いつのまにか、違う方向に向かっていく)

で、若者(特に都会の若者)の車離れである。いまさら、という話題かとは思うが、というのも、どうやら、「トヨタ自動車幹部」が「若者の車離れは「自動車ゲーム」が原因」などと述べたらしく(それにしても、はあ?な発言だ)、それに対し、ネット界でも異論続々。

それを報じた毎日.jpの記事にリンクを貼りつつ、某氏が、「今の若者に向けた新しいクルマとして作っていかないと、マーケティング的に失敗する云々」とつぶやいたことに、別の某氏が「そもそも、若者は車を買うものであるという既成概念が自動車メーカーにあるようですが、その概念が無い状態では過去のマーケティングは通用しないようにも思います」と加えてつぶやいているのを発見した @hoshibay こと、私が、それをまたRTして、何気に書いてみた。

「若い男性に限って言えば、車がなくてもナンパに支障をきたさなくなったからか、それともいわゆる草食化から?」(つまり、ナンパ自体しなくなった)

すると、それに対し、いろいろと拡がっていったのだが、@hoshibay が含まれる発言のみ順不同で、ご紹介させていただく(そのまんまのほうが臨場感あるけれど、ほかの人のネームとかあるし。あと、わたしのネームが含まれないものでも、この話題、ものすごく多く拡がっているようだが、それはフォローしきれないので)。

●息子を見ていると、都会であれば車より電車が便利なので、車という発想はないようなのです。昔学生時代、オヤジの車を運転したくて仕方がなかった私ですが、彼らはどうもそう思っていません。エコやゲーム以前かと。
That's it! Boys want girls, not cars.
●自分の周りを見る限り草食化が大きいような
買う金も維持する金もない。って人は増えてると思う。自分もそうだけどね。
●経済的な面も大きいと思いますよ。
●楽しくないのにお金ばっかりかかりますしね...
●ナンパに有効かどうかはともかく、維持費はバカにならないですね。
可処分所得の低下も一因かと
●若いと任意保険が高いし、都市部だと駐車場も高い。レンタカーで十分と思う人も多い気がします。
●子供を持つと必要な場面もありますが。維持費が高い。
●若者が車を買わなくなったのは大都市圏の話だとは思うのですが、やはり娯楽が多様化し、コストのかかるものから切り捨てられているのだと思います。東京や大阪近郊では駐車場のコストも高いし、そもそも出先に駐車場がなかったりしますよね。
●大手企業の40〜50代並みの給与がなければむずかしいんじゃないでしょうか?
●無くても生活できる都市部の若者は、収入に依存すると思います。カッコつけのために買えるものではないのかなと。地方は、生活必需品なのでまた事情は違うと思いますが。
●車持ってないです。車が欲しいと思うシーンは、家で要らなくなったものをリサイクルショップに持っていきたいとき。郊外のお店に大きなモノを運ぶときは便利そうです。

そうか、お金の問題か。で、
「では収入が上がればやっぱり車を持つ?」と、再び投稿してみると……

●維持費の問題で手放した知り合いもいることはいますね。自分は不要だから免許自体取得してないだけですが。
●どの程度の収入であれば車に金を回すのは個人差大きいでしょうね。私は車買うならその分上乗せして良い家を買いたい。
収入が上がったら違う用途に使いそうな気がします、若い人はどう考えているのだろう
●新車200万円を10分割して中古車とパソコンと海外旅行といい服と…としている。今、既に。その方が楽しいと。
●個人差はあるでしょうが、車のない生活をしていて支障がないと感じれば収入が上がった際に買う物の最優先にはならないのではないかと思います。憧れという動機がなくなったのは大きそうですね。
●コストパフォーマンスに見合ったステータスとなる車が無いというのが本音だと思います。10年前はスポーツカーもSUVもたくさんあって選択肢が多かったですし。
●一点豪華消費か平均的消費かの消費行動の違いですよね。昔は車は豪華でも貧乏な人いた

もちろん、地方と都会では違うという指摘もすぐにあった。
で、「地方の若者の感覚はどうなってるんだろう?」とつぶやくとーー。

●都市圏に近い地方では、まだまだ車は必須アイテムだと思います。車がないと物理的に移動できないところもあり、電車に乗るまでバス便しかないとなると当然必要になります。
●地方の場合、車は娯楽や趣味ではなく、移動のために一人一台必須なのではないでしょうか。地方都市の場合はそこまででもないでしょうが、例えば札幌の友人は全員車を持っています。
●地方は車がないと遊びに行けないので、安くても車を持つ若者はかなり多いと思われます。
●地方の若者は車買ってます、でも昔ほど車に夢が無いのかも、ハイブリッドカーでデートってのもいかがかと
●地方は車がないと遊びに行けないので、安くても。
●私は車持ってませんよ(笑)札幌はなくても平気。でも地元では車がなければ生きていけないです。お店や病院が10km先とか普通ですし。だからそれが辛いと都市部に出てくる→過疎化が加速

地方では、車は持ってる。でも、買い換えの頻度が少なくなってるんじゃないだろうか。というわけで、「地方でもの売上低下は買い換えの頻度が下がっているというか、適正化してるってこと?」とつぶやいてみる。すると、

●私の周りをみればあきらかに買い換え頻度が下がってます。特に自家用車は。
●確かに、買い換えの頻度は下がっていそうですね(データを調べたわけではないですが)メンテナンスにかかるコストと価格の兼ね合いでは、買い換え頻度は7年前後で中古車を購入するが適性と言われているようです。かつて車好きな人はもう少し頻繁に買い換えていた気がします。
●中古車やエコカーに行って、メーカー的にうれしい新車や収益の大きいクルマを買ってくれなくなったということでしょうね。
●クルマの買換えサイクルは、あきらかに長くなっています。まだ、十分に使える車を次々と買いかえる風潮があったからね。これは、メーカーの戦略だと思うので、まさに適正化されてきているような気がします。今までが、売れすぎだったように思います。
●車に関して、大都会と地方都市と一緒に考えるのは無理があるかも。ただ、自動車のハイブリッド、電気化のタイミングと、単なるヴィークルとして認識され、おしゃれのためのものでなくなったタイミングが一緒なのは意味があるのでは、と思います。

上記に反応して、わたし、すかさず、また投稿。

「バブルの頃の4畳半のアパートに住みながら中古のベンツをローンでという見栄を張る必要も意欲も将来への期待もなくなったということ?」
すると……

そんな時代があったんですね…。ドラマのやまとなでしこみたい。
●今でもやれます?
●バブル時代に若者でしたが、当時はデートカーとして重要でした、今は無くてもデートできるのなら見栄は張らなかっただろうなあ
●たぶん、今若い世代でベンツにのっても、周りから「ふーん」としか思われないのでは、高級車=憧憬という感覚は僕も今は全く感じません
●かつて若者だった頃、初めて車を買ったときのことは良く覚えている。550ccのジムニーだったが、ここではないどこかへ、いつでも行ける自由を得た興奮があった。今はどこへいってももう自由はないと感じているのかも。
●将来への不安がある中、見栄なんかはるのが馬鹿馬鹿しいってことでしょう。働いても苦しそうに生活している親世代を見ていたら、諦めることを覚えてしまうのでしょうね。バブルの頃と違って、成功モデルが少な過ぎるのです。
見栄を張った先に見えるものがなくなった、という側面はあるでしょうね。
●世界と自分との関係性のスタンダードが変わりつつあるのだと思います。景気が回復ししても、リビドー起点の往年の消費は戻らないかも。

つまり、「車が、自己表現の手段ではなく、移動のための「道具」とみなされるようになったってこと?」

●そうですね「道具」ですね、完全に。私はまだ「自己表現」で車を選んでいる部分もあるので旧世代なのかも。あ、これを書きながら御社刊「幸福の方程式」がなぜか頭に浮かんできました。あの本にやはり消費のヒントが多くある気がしてます、私個人としては。
●クルマ=道具と考えると、都内では、不要になっちゃいますね。公共交通機関を使わないで、全員がクルマを使いだしたら、即パンクですね。
●移動の手段に限定すれば、ハチロクもCR-Zでもある必要はなくなりますね。中古車も性能がよい→やはり車は売れなくなる。
●我が家も子どもがいるので必要ですが、仮に良質なカーシェアリングがあればもう車要らないように感じています
●レンタカーがありますからね。見栄を張ることさえなければそれで良いかも。
●名古屋のベッドタウンです。車は必需品ですが、あきらかに車の選択で自分を表現したい、という感じの若者とその車は減ってきている感じです。だんだん「足」や「道具」化している
●道具としての需要は購買層の人口減少が全体に効いてると思います。

ふうむ。車に頼ってきた世界の経済は、なかなかむずかしい。インドに続いて、中国でも超低価格自動車が出るみたいだし。
わが家は、子供の誕生とともに買ったボルボをそのまま15年間乗り続け(といってもたった5万キロ弱なので、ほとんど乗っていないとも言える)、子供が高校生になったときに処分した口なので、クルマに関しては、正直、なぜ欲しいのか、欲しい人の気持ちが分からないのだけれど、少なくとも、トヨタの幹部さん、プレステのせいじゃないと思いますけど。

そして、自社商品が売れないのを、若者のせいにしても、経済の低迷のせいにしてもしょうがない。本当に必要なもの、自分にとって価値あるものしか買いたくない時代、夢を提示し、顧客の創造をし続けていかなければならないのは、出版も同じ、というか、弊社も同じ!


トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/161323/22089865

このページへのトラックバック一覧 プレステのせいではない、若者のクルマ離れの理由は? 〜Twitterで話されているたとえばこんなこと ●干場:

» 2009/10/29 トラックバック Re:Meteor.NET
 ■ <気になったニュースなど>  ◇民主党都連、マニフェスト批判の都議に離党... [続きを読む]

» [Society] 目的としての消費活動,手段としての消費活動 トラックバック Life like a clown
シンプル族の反乱|ただのオタクと思うなよ を読んでいて,ふと,消費活動を考える際には「それ自体が目的となっている消費活動」と「何らかの目的を達成するための手段としての消費活動」に大別して考える必要があるのかなと思ったので,今回はこの観点で消費活動を考えて... [続きを読む]

コメント

「プレステのせい」ってのは「草食系」と共に「可処分時間」の話しでしょうね。将来への蓄えも含めた「可処分所得」も減っているわけですから、消費が耐久消費財に向かうはずがないと。

「草食化」というより、肉がなくなったので仕方なく草を食ってる感が。好きこのんで草食化してる若者が果たしてどれほどいる事やら。

「フォードの偉大さは、自動車の大量生産と共に、自動車を購入できる労働者を生み出した事である」
そんな記事の文章を思い出しました。
「派遣社員は首切り自由なロボットより低コストの季節労働者」
文句を言わせず、時給800円の使い捨て。
車を買えるはずもない国民を増やし続ける自動車産業。
自滅への道を自ら歩んでいるとしか思えません。
警鐘を鳴らす指名の筈だった評論家の方々も、広報部の無言の圧力と微々たる鼻薬で太鼓持ち。
昨年のカーオブザイヤー「IQ」
出来レースを完結させてこそ経営者。
と、新社長にプレッシャーを掛けたとしか思えません。
「IQ」走ってる姿。見た事ありますか?

昔つきあっていた彼女に、「くやしかったら車で迎えに来てみろ」と言われて以来、余計に車に乗らずに通しているのですが、、関係ないか。。

でもかっこいい車で迎えに来られたら、女の子はまだまだイチコロだろうなー。

若者の車離れは「自動車ゲーム」が原因」と言い張るのなら
トヨタがゲーム会社を立ち上げ、SCEや任天堂の牙城を崩す位の事はやって欲しいですね。
氷河期世代の非正規労働者が正社員になれないのは、自己責任なら
若者の車離れは若年者に車を売ろうと努力しないトヨタの自己責任です。
若者の雇用や収入を減らしておきながら、売れないとは呑気なもんです。

うん。草食化というより、それなりの肉が無いので草を食べ始めた。
社会に対する適応能力が変化してるのかも・・・。
普通は、金あれば車も女も欲しいさ。
今現在の経済情勢を考慮すれば、家計にとって車は重荷。

車好き好き人間で現在も3台所有して週末には、目的もなくだらだら走り回るのが好きなんだけど、XBOXのTEST DRIVEとFORZA3をやったら、なんかもうリアルじゃなくてもいいかもとか思った。少なくとも3台から1台に減らしてもいいかなと。

日産のコンセプトカー「ランドグライダー」のようなスリムな筐体のものだったら、欲しい。あれにはあこがれる。
住宅地では一人で乗っている人が多いように見受けられるし、あの手の装甲付バイクのような車種が一般的になれば接触事故も減るだろう。現状、乗用車はあまりに危険。走る鉄の棺桶。
但し、やはり購入資金も維持費も無いので20年後に困窮してなければ(新車で購入して10年維持できる程度の貯蓄があれば)その時に欲しいかも。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

*PROFILE*

  • 干場弓子

    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と高校生の息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。


    社長室のメンバー

    田中亜紀社長室チーフ WEB関連&新規事業担当。趣味はバレエ・お酒・銭湯めぐりなど。最近、モツ焼き屋のおひとり様デビューを果たす。

    谷口奈緒美
    社長室 営業推進、web書店管理担当。
    入社4年目、田中チーフと同期。趣味は占いと合コンと舞台鑑賞。エビちゃんと同郷なのが自慢。

    大竹朝子
    社長室 広報・採用担当。新卒入社3年目。社長室末っ子としてノビノビ育つ。好きなものは、お刺身とビール(夏は野外)。