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2009年5月18日 (月)

モティべーションはどこからくるか? ●干場

Photo 先週の金曜日、早稲田大学人間科学部の19歳の学生さんからインタビューを受けた。
(写真はお土産! まあ、Wマークのチョコ。早稲田ってこんなことまでやってるの!? 結構おいしかったです。学生さんなのに、ごめんなさいね)

先月末の早大キャリアセンターでの勝間さんとの講演の際に、申し込まれたもので、授業の一環で、あこがれている社会人にインタビューしてレポートにまとめるというのがあるとのこと。

きゃ、あこがれている社会人が私だって!? しかも、珍しく男子だ! 若い男子! 
といっても、普通なら末の息子といったぐらいの若さだけど。それに、よく聞いてみると、私にあこがれたというより、高校時代に読んだ「私たちの名言集」のファンだったからのようだが。 
(それにしても、最近は売れ行きが目立たないので、CDサイズの新刊は出していないが、新卒の面接でも、中高生時代に、CDサイズの本の愛読者だったという学生が男女とも多い。復活させるべきか?)

インタビューの質問事項は、よく聞かれるものだったが、なかでも、いつも聞かれて困ってしまうのがこれ。

ーーどうやって、モティベーションを維持・向上させているのですか?

たしかに自分でもモティベーションが高いというか、年の割にはいつも元気だと思うが、どうしてか? と聞かれても困る。だって、別に何もしていないから。
でも、今回、話しながら、自分で『発見』(っていうほどじゃないけど)したことがあった!

人はもともとモティベーションの高い存在である。

ということ! 幼児を見ればわかる。何でもやりたがる。いつもやる気に満ちている。我が息子だって、幼児の頃は、お絵かきでもピアノでもスキーでも水泳でも字を覚えることでもなんでもやりたがった! 嬉々としてやり続けていた! (今とはまったく異なる)。唯一モティベーションがなくなるのは、体の具合が悪いとき、それから不満があるときだたった。

だから、モティベーションを高めるために、特別なことをする必要はない。
ただ、モティベーションを妨げるものを排除してやればいいのだ。
そうすれば、ほっておいても、モティベーションは維持される。

ではなぜ、大人になると、モティベーションを高めるために、特別なことをしなければならなくなるのか? というか、特別なことをしなければならないと考えるようになるのか?

●モティベーションを妨げるもの その1

それは、一言で言えば、「不安」である。プライドなどもあるが、これも不安の裏返しだ。

こんなことやって何になるんだろう。
何で私がこんなことやらなきゃならないんだろう。
こんなのことに夢中になっているなんて、かっこわるい。
うまくいかなかったらどうしよう。どうせわたしなんか。
いくらやったって、無駄だ……。
もし、○○になってしまったら。

頭の中の非生産的なおしゃべりだ。

これがなくなると、自然に目の前のことが楽しんでできるようになる。楽しんでできると、いろいろとアイデアがわいてくる。危機がきても、それを乗り越えることに、嬉々としてくる(ダジャレか?)

●いかにして、『不安』を解消するか?

では、どうやって、不安を解消するかと言ったら、やっぱり『行動』でしょう。
不安というのは、「もし〜」と未来の問題をただ想像しているだけの状態。問題そのものが起こると、いやがおうにも対応を迫られ、不安ではなくなる。

・なので、ごちゃごちゃ考えずに、行動して、白黒はっきりさせる(片思い問題については、これは私は実行できなかったが、それは、潜在的には、恋人を得ることよりも片思いに悩む状態を維持することを望んでいたからだと思われる……)。

今考えても仕方のないことは、明日考えることにする(スカーレット・オハラに学んだ)。

誰かに対するもやもやした怒りは、ため込まずに相手に伝える(伝えられた方に不安が転化するだけともいえるが)。

と、以上の3つを、その学生さんに御指南し申し上げたのであります(学生、とくに男子学生というのは、素直で、私なんぞの言うことも聴いてくれるので、なんか、いきなり、自己啓発家のようになってしまった……!)。

●モティベーションを妨げるもの その2

とはいえ、わたしだって、『やる気が出ない』ことはたまにある。それは、体が極度に疲れているとき。この点、もともと体力とかが不足していると、すぐ疲労してしまうので、体は丈夫で、体力のキャパが大きい人のほうがやっぱり有利なような気はする。

というわけで、モティベーションを維持・向上させるには、心身の健康を維持する、こと、という、何とも当たり前な結論になってしまったのですが、どうですか?

●目標がモティベーションをつくるのか?

じゃあ、いわゆる『目標』とか『志』とかいったものは、モティベーションにならないんですか? 自分のモティベーションを高めるためにも、人のモティベーションを高めるためにも。
という声が聞こえてくる(少なくとも、私の中からは聞こえてきた)。

これについても、考えはあるのだけれど、短めに、結論から言うと、

目標とかビジョンというのは、その自然にわきあがるモティベーションの方向をしめしてやるもの

とでもいいましょうか。

東大に受かるため、
優勝するため、
自分を馬鹿にした奴らに仕返しするため、
お金持ちになるため、
世の中に貢献するため、
世界を変えるため、
売上げゴールを達成するため、
生活のため……

どれも、マッチポンプ的というか、飴と鞭、ハングリー精神などの形で、それなりに成功者のやる気の源となった話はよくきくし、たしかにそういう人もいるかもしれないけれど、実は一般的ではないように、経験的に感じる。

モティベーションそのものは、その過程の一瞬一瞬にあるものであって、目標そのものがつくるわけではないのではないかと。

このあたり、『仕事と幸福、そして人生について』の中にも、「いい仕事ができる人の考え方」の中でも『勉強する理由』の中でも触れられているように、いまやっていることそのものが報酬となっているとき、人はもっともいきいきと、すなわち、モティベーションを持って事に当たっている。

自分のモティベーションを考える上でも、子どもや部下、チームメンバーのモティベーションを考える上でも、重要なポイントだと思う。

(なにかいい締めのフレーズを、と思ったが、十分に長いので、もうここでやめることにした。ブログだと、どうしても、ちょっとまとまったことが書きにくいので、ご希望の方だけに、ディスカヴァーのメルマガのほうで、書かせてもらおうかな?)

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モティべーションはどこからくるか? ●干場を参照しているブログ:

コメント

モチベーションを保つこと、向上させることに苦労するこの頃です。

最近、モチベーションだけを意識していてはなかなか思うようにいかない日々が続くので、もう一つの軸を引いて、目標とモチベーションと仲よくしてます(仲が悪くなるときのほうが多いかも・・・)。

腑に落ちるというか、腹に落ちるという軸を持ち、ベクトルの大きさや方向を見つめながら過ごしてます(ちなみに、「ベクトル」って大きさを持っているって、知ったのが最近です-ハハハ、文系魂炸裂!)

いちばんやっかいなのが、「腹に落ちる」と「モチベーションが下がる」という軸に向かったとき。

「腹に落ちている」から「モチベーション」を上げるには、結構時間がかかります。

しかし、モチベーションが下がっていようが、勉強していること、仕事していること、人(家族、恋人、友人、上司部下)に対する思いを持つこと、それぞれのことを日々思い出すことが、何かに「役立っている」と思うように過ごして、モチベーションの「大きさ」と「方向」を変えたいと思ってます。

「考える」より先に「行動する」を無意識にできるようになると、モチベーション云々ってまったく自分の中では問題になりません・・。日ごろから身体動かすのって大切です。

小学校の先生の言ってたことちゃんとやってたら、まともな大人になるだろうに、どこでズレてくのかなーと思ったりします。自戒をこめて・・。

(いつもここのコメント書くのに抵抗なくてすみません。5月末にヒルズでのセミナーを心待ちにしている大学生とか、出版界の大御所とかが見てるんですよね、このブログ・・・)

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*PROFILE*

  • 干場弓子
    ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長。魚座。愛知県立旭丘高校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。新卒時、世界文化社入社。「家庭画報」編集部等を経て、1984年、ディスカヴァー・トゥエンティワン設立に参画し、現在に至る。夫と息子との3人暮らし。好きな言葉は、「Tomorrow is Another Day」。スカーレットの言葉です。理想の男性は、レット・バトラー。もしくは、クラーク・ケント(スーパーマン)。夫は、どちらにも、似ていない。
    ***
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